ネットで10倍ものお金を払ってマスクを買うぐらいなら、マスクなしで、こまめに手を洗うといったことを励行した方がはるかによさそうです。ニューヨークの松尾支局長の報道では、マンハッタンでマスクをしている人の姿にお目にかかることは滅多にないとうことでした。それでも町のいたるところで急激な感染の拡大が報告されているというわけでもなさそうです。
対する日本。NHKのレポーターが、戸外で、しかも人混みでもないところ(たとえば休園した保育所の前とか)ですら、わざわざマスクをかけて現場レポートをしている状態では、どうにもなりません。こわいですね~、いやですねえ~、さよなら、さよなら(若い人には分からないか)。
新型インフルエンザ対策を担当する専門家からは、そういう報道の仕方だけはしてくれるなというお話があったのですが、してくれるなと言ったとおりのことを見事に再現してみせる放送局というのも、人がいいというか、何というか。
一方で、季節性のインフルエンザなみということで逆に警戒心がゆるんでくるようなことも注意しておくべきかもしれません。神戸、大阪では多数の患者が確認されていますが、他の地域、たとえば首都圏ではまだ、報告はありません。関西では蔓延期の対応、ただし関東は最初の症例報告があった段階で発生初期の対応になるといったこともあるかもしれませんね。地域ごとに流行の状況、医療体制などをもとに実情にあった対応を、それも状況の推移に応じて切り替えながら進めていくということになると思います。
短距離走のダッシュが必要な時期もありますが、基本的には長期戦の構えで息長く続けていける体制を整え、その中で重症化のリスクを抱える人たちに感染が及ばないような配慮、感染が及んだ場合でも早期に治療につなげられるような仕組みを工夫していくのが、地域レベルでは最も現実的な選択肢ではないかと思います。国の役割は全国の、および国際間の情報を集約して指針を示し、各地域が実情を踏まえた対策を取れるよう支援していくことでしょうか。
恐怖も不安もほどほどに。


by 宮田一雄
3336 ホイットニー・ヒュース…