「おいしい」をどう表現するのか。グルメ番組のリポーターのようには、なかなかいきませんね。もともと、グルメではないうえ、食い意地がはっているので、なんでもおいしい、おいしいと食べてきたせいか、いざ、どうおいしいかを報告するとなると、味覚に対する表現力のなさをいやというほど自覚させられることになる。日々精進を重ねておられるリポーターの方々なら、どう表現されるのであろうか。
うわ~あ、口の中が相模湾の潮騒やあ~ とか。
さっぱりとした中に、はかないけれど確かな質感。この手ごたえ、歯ごたえ、舌触りが早春の海のすがすがしさを伝え、寄せては返す波の中で遠い少年の日の記憶がよみがえれば、もうそこは・・・(なに言ってるんだか、さっぱり分からん) とか。
う~ん、生しらす、寄せて砕けて裂けて散っていきますねえ(実朝かお前は) とか。
これです、生しらす! とれたて、とれたてですよね、ね、ね。今朝とれたものでなければ生ではいただけません。そおでしょ、ご主人。でも、どおしてこんなに安いのん、ちょっと、ちょっと・・・(だから、どうした) とか。
だめですねえ。プロのようにはいきません。グルメリポーターへの夢はあえなく挫折してしまいましたが、一応、基礎的な情報をお伝えしましょう。ほっかほかのご飯の上に、半透明の生しらす、紫蘇の葉の緑、薄く切った玉子焼き、そして、しょうが。「おしょうゆをかけてください」というアドバイスに従い、はふはふ、おいしいと言いながら、いただきました。生しらす、食べたぞー、しかも2人で1900円の得した感。
もうちょっと、知識でごまかそう。味覚もまた、知覚だからな、頭で味わうということもありうる。鎌倉キネマ堂のご主人、境富士雄さんに質問。
―― 数量限定と書いてありますけど、一日、何食くらいですか。
「決まってはいません。漁によって違いますから。風が強ければ漁がない日もあるし」
そうか、今日は運が良かったんだ。
―― やっぱり腰越の漁港に買いにいくんですか。
「いえ、材木座です、うちは」
そうか、そうか、材木座海岸にも漁船があったな。ビギナーは何を聞いても初めて知ることばかりである。このブログも結構、鮮度いいかも。腰越は鎌倉の西端、江ノ島のちょっと手前の漁港のある町。材木座海岸は押しも押されぬ鎌倉の海水浴場である。冬場でもサーファーの皆さんが結構やってきます。寒くないのかな。サーファーの方、教えてください。


by 8000hr
3467 今度こそ・・・大銀杏の…