タイトルを見ると一瞬、《武家の古都・鎌倉》の世界遺産登録に関する苦言かと思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。推薦書の正式版も提出されたようですから、旬の話題はそちらなのかも知れませんが、今回はちょっと違います。ドラマをダシにした鎌倉話の続きです。小泉今日子さん扮するTVプロデューサーと中井貴一さん演じる鎌倉市観光推進課(だったかな)の課長とは、お隣同士になってしまったものの、何かというといがみ合い・・・という定番の滑り出しですね。
その中井さんが、隣に住んでいるのになぜか、わざわざ東京のテレビ局まで小泉さんを訪ねていき、昨日はご迷惑をおかけして、とあいさつします。表面は友好的だけど、なんか言葉の端々に引っかかるというか、微妙な場面ですが、そのときのお土産が旭屋本店の最中でした。鶴岡八幡宮の境内から東に少し歩いたところにある和菓子屋さんですね。私は筒型にお餅を巻いた豆大福が好きなのですが、最中も有名でしたか。
http://www.navida.ne.jp/snavi/33003_1.html
粒あんが源頼朝、こしあんが源実朝、白あんが北条政子・・・なるほど。鎌倉時代の源さんのお宅も、家庭はなかなか複雑だったのね。さすがにドラマのお土産にそこまでの意味は含まれていないのでしょうが、味わい深い選択です。《昭和40年第16回全国菓子大博覧会にて金賞受賞》。おおっ。
ドラマでは力餅家も出ていましたね。前回だったかな。御霊神社の参道を入る角にあります。力餅。伊勢の赤福よりも古いという老舗のあん餅です。なにしろお餅がおいしい。今日中に召し上がってください、お餅が固くなっちゃうからという新鮮さです。2、3日後に食べたいという人やお土産用には、中のお餅を求肥に変えたバージョンもありますが、できるならお餅バージョンを味わいたい。
個人的なことで(ま、この話全体が個人的ではあるということは置いといて)恐縮ですが、お正月ののし餅はいつもここで注文します。おぞうにに入れると、一気に今年こそはいいことあるぞと希望がわいてくる。こしがあって粘り強い。まさしく、パワーのお餅です
和のスイーツでは、こ寿々のわらび餅も泣かせます。こちらは春から夏にかけてが季節でしょうか。鎌倉駅東口の駅ビルでも買えるようになりました。
またまた私の個人的な趣味を押しつけるようで恐縮ですが、最近、凝っているのは鎌倉駅前から小町通り商店街に入ってすぐの右側にある長嶋家の粟大福ですね。大福といったら豆大福でしょう・・・と思っていたのですが、その既成概念が見事に崩れました。粟のまた、おいしいこと。「つぶしあん」と「こしあん」があるのですが、個人的には圧倒的に「つぶしあん」派です。だいたい、こっちの方が先に売り切れてしまいますね。夕方はなかなか厳しいのですが、運がいいときには、あれ? つぶしあん、もうないの・・・とつぶやくと、おじさんが、ちょっと待ってください、作りますから、といって、数分で、できたてを持ってきてくれます。あくまで、材料が残っていればの話ですが、血糖値、また上がっちゃうなあ。
先日、お店をのぞいたときには、500個の予約注文をした人が取りに来て、あっ、作ってますから、もうちょっと待ってください、と言われていました。横にいて、小耳にはさんだだけで、確認したわけではありません。それでも確かに500個。小耳のわりに、しかと聞き取った・・・と思います、たぶん・・・。そりゃ、時間かかるわ。小さなお店ですが、人気は高そうです。


by 宮田一雄
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